別世界

別世界

何かと気忙しい中、たまにBeethovenの伝記を読んだりしています。とても緊張を強いられる局面等において、私自身の励みになります。また、ウィットに富んだ言葉に心地よい刺激をいただけるように思います。

以下は引用;

“For forty hours the snow tumbled over New England, settling up to six feet deep on every city, forest, and frozen river At the blizzard’s height, on Tuesday, February 7, 1978, President Carter declared coastal Massachusetts a federal disaster area. After a second record night of snow, the governor ordered all citizens not engaged in relief work to stay home. Interstate 93 ran white as a glacier, its ramps curving into the moraine of downtown Boston.

 Just when the world seemed about to suffocate, the last flakes fell. But then the snow turned to ice, and the weight of precipitation become unbearable. Power grids snapped, hospitals switched to emergency supplies, stores and restaurants stayed dark. Biographical researchers trapped in digs near Harvard University found themselves with nothing to eat and nowhere to buy food. Another night of almost total silence came on. It was difficult not to think of entombment. “

Edmund Morris著 “Beethoven” より一部抜粋

「1978年2月7日火曜日、ニューイングランドに雪が40時間もの間降り積もり、すべての都市や森林や凍てついた川は吹雪になり、最大6フィート(約1.8メートル)も積もりました。カーター大統領は、マサチューセッツ州沿岸部を連邦災害地域と宣言しました。2度目の記録的な雪の晩の後に、知事は救援活動に従事していないすべての市民に家にいるように命じました。 州間高速道路93号線は氷河のように白く走り、その傾斜路はボストンのダウンタウンのモレーン(細長い堤防上の地形)に向かって曲がっていました。

世界が窒息しそうになったちょうどその時、最後の一片が落ちました。 しかし、その後、雪は氷に変わり、降雪量は耐え難いものとなります。 電力網が断線し、病院は緊急物資に切り替えられ、店舗やレストランは暗いままでした。 ハーバード大学の近くの遺跡に閉じ込められた伝記研究者たちは、食べ物がなく、食べ物を入手する場所もないことに気づきました。 ほぼ完全なる沈黙の夜がまたやってきました。埋葬を考えずにはいられませんでした。」

(訳:末廣)

Beethovenの伝記のプロローグには、記録的な大雪の様子が書いてあります。この記録の次の大雪は、2015年2月に約1.6メートルの積雪だそうです(CNN)。ボストンの冬は東京より寒く、日本と同じように四季があるそうです。

「憩いの家」は、昨年の冬はマイナス4度以下にもなりました。雪は降らなかったのですが、今年も11月頃から寒波がやってきます。ヨーロッパも極寒の地域がありますし、これからミニ氷河期が来るという人もいます。早いうちに対策を考えたいところです。

昨年の対策は、炬燵(こたつ)とオイルヒーターの活用でしたが、今年はどうなるんでしょうか・・・(;^ω^)

深淵なる世界

Beethovenの音楽は、まさにこの耐え難い冬を彷彿とさせる響きが含まれています。吹きすさぶ雪嵐の中、生きとし生けるものはすべて活動を休止せざるを得ない状況下で、唯一蠢いているのは、病や戦や老いなどにより命を失った魂が、ひゅうと唸り声をあげている・・・なんて、寂寞とした風景です。最終決戦ラグナロク(北欧神話)ですべての命が失われ見渡す限りの廃墟みたいな表現ということもできます。

Beethovenの音楽は、とても深淵なる世界を表現されており、その後にそれを凌駕した光を宿しています。それは、極限の苦しみより生まれいずるほんとうに温かい光です。煌びやかな光ではなく、すべてを超越したところにやっと到達する純度の高い光です。この地点からの景色は、美=愛なのです。

そういう視点においても、C-dur(ハ長調)の楽曲に浮かび上がる神々しく実直とも言える美に、いつも憧れを抱かずにはいられません。

一般論とはかけ離れていることを承知で述べると、社会的・表面的に現れていたBeethovenのパーソナリティとは異なる層のパーソナリティが作品中には存在しており、楽曲においてあらゆる層にチューニングされながら、複数が入り混じり、突如として別の時空に瞬間移動し、それらはしかし全体の流れの中に自然に組み込まれており、また同時に多数の層が存在し、それが、例えばひとつのピアノソナタの中で行われています。私がとても興味深いのは、そういった説明のつかない不思議な魅力なのです。

音楽はシンプル

上記において、かなり分かりづらい表現でしたが、音楽の愉しみ方は至ってシンプルでもあります。

いいな(⋈◍>◡<◍)。✧♡からはじまって、やっぱり素敵だったわ~(⋈◍>◡<◍)。✧♡で終わります。ときめく何か、がそこにあればリピートするのでしょう。

これを読んでいただいている読者の方は、どんな音楽がお好きなんでしょうか・・・。十人十色、人の数だけ好みが分かれます。

あまり好きではなかったのに、或る日ひょんなきっかけで突然好きになったりします。恋愛みたいですね・・・(*^-^*)

自由に楽しむことができたなら、どんな音楽も面白いと思います。

だから、嫌いな音楽ってないんですよね(^^♪ ヘヴィメタルなんかも、嫌いじゃないです。戦争の国で流したら、戦争が止まったと昔どこかで聞いた事あります、音量のせいなのか楽曲の性質のせいなのか?ビートルズやバッハではなく、メタル曲なんですね(^^ゞ

ここまで書いて宣言しますが、長い間余所見ばかりしてきた私は、残りの人生Beethovenに捧げるつもりでおります(^^♪